MEDICAL INFO
ADHD
注意欠如・多動症(attention deficit hyperactivity disorder : ADHD)とは、神経発達症のひとつです。
集中が続きにくい、忘れ物が多い、じっと座っていられない、思ったことをすぐ口にしてしまうなど、生活の中で困りごとが出やすい特性があります。
ADHDは、特性が子供の頃から見られるのが特徴ですが、子供だけに見られるわけではなく、大人になってからも症状が続く人がいます。
ADHDの症状には大きく分けて3つのタイプがあります。
ADHDは「親の育て方のせい」ではありません。脳の働きや神経の伝わり方の違いが関係していると考えられています。
また、家庭や学校などの環境も、症状の現れ方に影響することがあります。
ADHDかどうかは、医師が問診や観察を通して総合的に判断します。
ADHDは集中が続かない、多動や衝動性があるといった特徴をもつ神経発達症です。子供にも大人にも見られ、学校や家庭、職場で困りごとが生じやすいですが、適切な診断と支援によって改善が期待できます。
「自分や家族がADHDかもしれない」と思ったら、一人で悩まず専門の医療機関に相談してください。当院では、多職種が関わり、各機関と連携しながら支援を行っています。困ったときには、どうぞ安心してご相談ください。
文責 院長 和佐野研二郎