このたび、当院の看護師2名が、日本睡眠学会主催セミナー「不眠症の認知行動療法(CBT-I)ワークショップ」を修了いたしました。
本研修では、不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)の基礎理論の理解と、臨床で活用するための基礎技法の習得を目的として、講義と実習を通して学びを深めました。
不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)は、現在、米国において不眠症の標準治療の一つとして位置づけられている治療アプローチです。慢性不眠障害、高齢者の不眠、睡眠薬を長期間使用されている方の不眠など、さまざまな背景をもつ不眠症に対して有効性が指摘されています。近年の研究では、不眠症状の改善に伴い、気分の落ち込みなどうつ病の中核症状の軽減、がん患者さんにおける疲労感の軽減、睡眠薬の減量を促進することなどが示されており、不眠そのものだけでなく、生活の質(QOL)全体に目を向けた支援として注目されています。
今回の研修で得た知識や視点は、日常支援の中で、患者さんへ還元していけたらと考えています。今後も当院では、職員が専門的な研修に参加し、学びを日々の支援につなげていくことで、患者さん一人ひとりの生活と回復を支える精神医療を目指してまいります。
精神科デイケア スタッフ
